帝都自動車交通株式会社

FacebookInstagram

企業情報

1.輸送の安全に関する基本的な方針

輸送の安全確保が事業経営の根幹であり、社会的使命であることを深く認識し、事業活動すべてにおいて安全管理に関する法令・規範を社員一人ひとりが遵守するとともに「安全に関する基本理念」を推進し、安全管理体制の構築に全社を挙げて取り組みます。

2.輸送の安全に関する目標及び当該目標の達成状況

当社では、交通事故の撲滅を期し安全で快適な輸送を確保するため、平成11年度下期より交通事故防止対策委員会規程を制定し、営業所毎に減件目標を設定して「有責事故減件運動」を推進してまいりました。

平成24年度からは、無責も含む全ての事故の減件、発生事故の速やかな情報把握、正確な調査と分析による的確な事故防止対策の実施等を目指して、新たな「事故減件運動」をスタートさせ、事故減件の取り組みの進化を図っているところであります。

帝都グループ2021年度「事故減件運動」の達成状況は有責事故件数が対前年+11件、対目標+106件で、グループ全体で事故減件目標未逹成となりました。会社別達成状況は、13社中4社が年間目標、13社中3社が期間達成しました。
また、具体的な部門別件数(安全目標)である「交差点・T字路事故数」、「自転車、二輪車・歩行者事故」、「追突事故」は、目標件数未達成でありました。

2022年度の事故減件目標については、2021年度の結果を分析・検証(振返り)し、営業所毎の削減目標を設定するとともに、2021年度安全目標の実積をベースに未逹成となった営業所に関しては2021年度目標数値に再チャレンジし、達成した営業所は前年実績の10%減を目標に設定することで、具体的な数値目標を掲げ、継続的な改善に取組んでまいります。

3.事故に関する統計

自動車事故報告規則第2条に規定する事故の統計は次の通りです。

自動車事故報告規則第2条に規定する事故統計(2021年度).pdf

4.組織・指揮命令系統

輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統は次の通りです。

輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統.pdf

5.輸送の安全に関する重点施策

※「安全に関する基本理念」のもと、「2022年度 安全重点施策」を策定いたしました。

【2022年度 安全重点施策】

(1)

運輸安全マネジメント「安全管理体制の継続的改善」

マネジメントレビューにて精査された安全重点施策に基づき、帝都グループ交通事故防止対策委員会で減件運動の進捗状況をチェックし、見直すことでPDCAサイクルを推進。

(2)

健康経営の推進、健康起因事故ゼロを達成

従業員は会社の安全衛生措置に積極的に協力し、労働災害の防止及び健康増進へ取組む。

(3)

お客様シートベルト着用のお声掛け100%を達成

①振り返ってお客様の目を見てシートベルトのお声掛け。
②振り返ってお客様の乗降を確認し、慎重なドア開閉操作で車内事故「0」に取組む。

(4)

交差点・T字路事故防止「その時、どこを見ているか?」に記載された安全行動を実行

①停止線で完全停止、カーブミラーで歩行者・自転車の有無を確認。
②横断歩道手前で再停止、目視で確認できるところまで最徐行で進行後に再々停止。
③顔を振って歩行者、自転車の有無を確認後、止まれる速度で交差点に進入。

(5)

自転車、二輪車・歩行者事故防止「夜間帯、単独走行時は適宜ハイビームを活用」

①右折時、前車に追従せず交差点中央で停止、対向車の有無を確認後、右折が完全に終わるまで速度を抑え、横断歩道手前で一旦停止。顔を振って横断者の有無を確認。
②左折時は、前車に追従せず左後方を目視で確認後、横断歩道手前で一旦停止。顔を振って横断者の有無を確認。
③住宅街・生活道路の交差点進入時、交差点手前で止まれる速度に減速し、カーブミラーで歩行者・自転車の有無を確認後、アクセルを踏まずに止まれる速度で交差点を通過。
④車線変更及び乗車申込み時、ウインカー点灯で周囲に認知を促し振り返って目視で後方確認。ハザードランプ点灯で車線変更は厳禁。

(6)

追突事故防止「走行中の車間距離はゼロ1..ゼロ2.と4秒以上車間距離を取る。」

交差点及びその付近は運転に集中し、前車の急ブレーキにも対応できる車間距離で事故回避。

6.安全に関する計画

輸送の安全に関する年間重点施策実施計画は次の通りです。

年間重点施策実施計画.pdf

7.輸送の安全に関する設備投資等の実績額

2015年度
  • 全運転者セーフティドライバー・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • 無事故連続日数達成表彰(5事業所)
  • 全運転者の運転記録証明書取得(安全運転センター)
  • 全社員への規制薬物検査実施
  • 眠気スッキリシート、ミンティア配布(眠気防止策)
  • 次亜塩素酸水生成装置(4事業所、除菌・感染症予防)
12,653 千円
2016年度
  • 全運転者セーフティドライバー・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライバー・コンテスト無事故・無違反達成表彰
  • 全運転者の運転記録証明書取得(安全運転センター)
  • 無事故連続日数達成表彰(5事業所)
  • NASVA運輸安全マネジメント評価
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 規制薬物検査の実施
4,742 千円
2017年度
  • 全運転者セーフティドライバー・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライバー・コンテスト無事故・無違反達成表彰
  • 全運転者の運転記録証明書取得(安全運転センター)
  • 無事故連続日数達成表彰(4事業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(9事業所)
  • 事故減件特別表彰(1事業所)
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「その時、どこを見ているか?」小冊子増刷
  • 規制薬物検査の実施
  • 交通安全管理者講習会開催
  • JPNタクシーの導入(50台)
179,507 千円
2018年度
  • 全運転者のセーフティドライバー・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライバー・コンテスト無事故・無違反達成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
3,610 千円
  • 無事故連続日数達成表彰(5営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(6営業所)
  • 非常事態全社対応策達成報奨授与
2,300 千円
  • NASVA運輸安全マネジメント評価
  • NASVA安全マネジメントコンサルティング導入
880 千円
  • 「その時、どこを見ているか?」小冊子増刷
  • 「安全推進ポスター」小冊子作成
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • 「横断歩道手前で最徐行一時停止します。」
    ステッカーをタクシー全車輛に貼付
700 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • インフルエンザ予防接種
  • 脳ドック(MRI検診を含む)の受診(運転者107名)
  • ハイヤー車輛50台にAEDを搭載
  • 次亜塩素酸水生成装置(6事業所、除菌・感染症予防)
7,720 千円
  • JPNタクシー(150台導入)
525,000 千円
540,210 千円
2019年度
  • 全運転者のセーフティドライバー・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライバー・コンテスト無事故・無違反達成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
2,474 千円
  • 無事故連続日数達成表彰(6営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(6営業所)
912 千円
  • 「その時どこを見ているか?」小冊子増刷
  • 「安全推進ポスター」小冊子増刷
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • 「横断歩道手前で最徐行一時停止します。」ステッカー増刷
615 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • インフルエンザ予防接種
  • 脳ドック(MRI検診を含む)の受診(運転者199名)
  • ハートケア心電図サービス導入(携帯型心電計導入)
7,403 千円
  • 新型コロナウイルス感染症対策
  • 手指消毒剤「キビキビ」:詰め替えボトル及びスプレーボトル追加発注
  • 次亜塩素酸水:詰め替えボトル追加発注
  • 非接触型体温計
  • ジアニスト(タンク型)追加発注
  • ハイヤー車両用次亜塩素酸水容器遮光ボトル発注
  • マスク内側装着用ガーゼ発注
  • 布製マスク3,000 枚発注
  • マスク4万枚購入
1,466 千円
  • 交通安全管理者講習開催
  • 「第14回NASVA安全マネジメントセミナー」参加
118 千円
  • JPN タクシー補助ミラー設置
446 千円
  • JPN タクシー(100台導入)
294,974 千円
308,408 千円
2020年度
  • 全運転者のセーフティドライバー・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライバー・コンテスト無事故・無違反逹成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
2,748 千円
  • 無事故連続日数逹成表彰(5営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(4営業所)
478 千円
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード増刷
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • 改訂版「その時どこを見ているか?」小冊子作成
  • 改訂版 安全推進ポスターNo.2作成
357 千円
  • NASVA運輸安全マネジメント評価
  • 「第15回NASVA安全マネジメントセミナー」参加
646 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • インフルエンザ予防接種
  • ハートケア心電図サービス(携帯型心電計導入)
4,373 千円
  • 新型コロナウイルス感染症対策
  • テレワーク関連設備費(ノートPC、システム等)
  • Web会議関連設備費(Webカメラ、システム等)
  • 手指消毒剤購入
  • 加湿器購入
  • 次亜塩素酸水:詰め替えボトル追加発注
  • 非接触型体温計購入
  • 除菌クリーナー購入
  • マスク発注 等
16,255 千円
  • 画像認識技術(AI)と危険検知アルゴリズムを用いた、交通事故削減サービスDRIVE CHARTを全タクシー車両に導入
  • 車内飛沫防止シート タクシー全車導入 ハイヤー10台導入
  • 車載用プラズマクラスター(ハイヤー) 6台
56,725 千円
  • JPNタクシー補助ミラー設置
223 千円
  • JPNタクシー(105台導入)
345,449 千円
427,259 千円
2021年度
  • 全運転者のセーフティドライブ・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライブ・コンテスト
  • 無事故・無違反逹成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
2,596 千円
  • 無事故連続日数逹成表彰(6営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(5営業所)
748 千円
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • 改訂版「その時どこを見ているか?」小冊子作成
  • シートベルト着用啓蒙リボン追加発注
357 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • 脳ドックの実施
  • インフルエンザ予防接種補助費用
  • ハートケア心電図サービス(携帯型心電計)
10,149 千円
  • 新型コロナウイルス感染症対策
  • テレワーク関連設備費(ノートPC、システム等)
  • Web会議関連設備費(スピーカー、システム等)
  • マスク発注 等
5,410 千円
  • DRIVE CHART
  • 車内飛沫防止版 タクシー全車導入 ハイヤー47台導入
  • 低オゾン発生器 タクシー500台導入
  • CO2ピピっと換気君 タクシー500台導入
38,974 千円
  • JPNタクシー(63台導入)
207,217 千円
265,455 千円

8.報告連絡体制

事故・災害に関する報告連絡体制は次の通りです。

報告連絡体制.pdf

9.安全統括管理者

当社の安全統括管理者は、次の者が選任されております。

常務取締役営業副本部長: 鶴岡 良樹

10.安全管理規程

当社の安全管理規程は次の通りです。

安全管理規程.pdf

11.教育及び研修計画

輸送の安全に関する年間指導教育計画書は次の通りです。

運転者年間指導教育計画書.pdf

当社で参加・開催している研修は次の通りです。

① 管理者に対する研修
  • 「国土交通省 運輸安全マネジメントセミナ-」(国土交通省)
  • 「NASVA安全マネジメントセミナー」(年1回)
  • 「運行管理者研修」「整備管理者研修」(各自2年に1回)
  • 「事故防止責任者講習会」(年2回)
  • 「交通安全管理者講習」(年1回)
② 運転者に対する研修
  • 「新任運転者に対する安全教育」(入社時に全員受講)
  • 「営業所で実施する集合教育」(毎月1回)
  • 「運転者研修」(外部講師を招聘し本社で実施)(各自3年に1回 全員参加)
  • 「UD(ユニバーサルドライバー)研修」(全員受講)

12. 輸送の安全に関する内部監査

輸送の安全に関する内部監査の実施計画は次の通りです。

【2022年度計画】

被監査部門
  • 経営管理部門
  • 経営トップ及び安全統括管理者
  • 総務部人事課(マイナンバー関連監査)
  • 現業部門
  • ハイヤー 5営業所
  • タクシー 5営業所

13. 第12回NASVA(自動車事故対策機構)安全マネジメントセミナー